トランプ氏と向き合う各国首脳の写真がカナダのG7で話題に(首相官邸FBより:編集部)
安倍首相は、災害対応を優先するため、11日から予定していたヨーロッパと中東の歴訪を取りやめた。なんとか短縮しても実施したいとの気持ちもあったようだが、災害対策をないがしろにするのかと因縁をつけられることが明白ななかで、強行することは難しかったのだろう。国内基盤を弱くしては、外交も力を発揮できないから、やむを得ない判断だ。
しかし、この訪欧が日本と欧州の関係にとどまらず、世界外交のなかで格段に重要な意味をもっていたことを考えれば、残念しごくだし、当初から国会審議優先を唱えて妨害しようとした野党は、その不明を恥ずべきであるし、災害のあとでも、国益を犠牲にして、災害を喜々として利用して外交を妨害するような勢力には、未来永劫、政権につく資格がないといってもいいすぎでない。
訪欧日程のうちベルギーでは日本とEU=ヨーロッパ連合のEPA=経済連携協定の署名式に11日、出席する予定だった。EPA=経済連携協定については、双方ともに、食品や自動車につき、抵抗勢力があって交渉が難しかったが、トランプ政権の保護主義に対抗するために、急展開して実現の運びになった経緯がある。
トランプの保護主義に、それぞれの国が対抗するのも重要だが、アメリカを置いてきぼりにして、こうした協定を結んでいくことが、もっとも有効にトランプの圧
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