7月4日、文部科学省の佐野太科学技術・学術政策局長が逮捕されました。
逮捕容疑は、東京医科大学に文科省の補助金を付ける見返りに自分の息子を東京医科大学に不正合格させてもらったということで、これが事実ならば卑しいです。
この補助金は「私立大学研究ブランディング事業」で、全国の私立大学の独自色ある研究に対して付けるものです。
大学にとっては選ばれれば研究費が手に入り箔もつくので重要でしょうが、佐野容疑者がこれに便宜を図りその代わりに自分の息子を入れてくれとやったわけです。
中立公正であるべき役人の職権で便宜を図って自らに見返りを求めるということで、例えば国土交通省の役人の子供に一級建築士試験を受からせろとか法務省の子供に司法試験に受からせろとか厚生労働省の子供に国家医師試験を受からせろといったのようなもので、本当に一番やってはならないことです。
背景には補助金という仕組みもあります。
私立大学研究ブランディング事業補助は各大学が選ばれれば年間で2000万〜3000万円で、年間の総額は55億円です。
今回を機に試みましたけれども、各省庁には数え切れないほどの補助金があります。
これらは政治家や役人のまさに利権です。
補助金というのは当然ですが国民の税金が原資です。
政治家の中には補助金の口利きで自分自身を成り立たせているという人が嫌な話ですけれどもかなりいます。
また民間にも補助金でビ
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