世界でNo.2の石油と天然ガスの埋蔵量を持つアルゼンチンのバカ・ムエルタ(ENERGETICOより引用)
GDPは世界26位にありながら、輸出量では世界45位にある国、アルゼンチン。国の産業規模に比べ輸出量が少ない、よって外貨が十分に備蓄されない。また、この100年近く歳出が歳入を常に上回り高いインフレ、また国家資金は常に不足してデフォルトは8回繰り返した。少ない輸出量に高いインフレとデフォルトの常習国。これらの要因がこの1世紀余りのアルゼンチンの発展を妨げて来た。
この慣習を刷新したいと2015年12月に大統領に就任したマウリシオ・マクリであったが、歳出と歳入の厳格な管理が不十分で、結局デフォルトに陥るのを懸念して先にIMFに融資を要請。6月に500億ドル(5兆4000億円)の融資枠の譲渡を受けた。
その様な中で明るいニュースが一つ舞い込んで来た。世界で天然ガス産出量ではトップのカタールがアルゼンチンのバカ・ムエルタ(Vaca Muerta)に埋蔵されているシェールガスと石油の採掘に本格的に取り組むことが決定したのである。
バカ・ムエルタはスイスとオランダを幾分小さくした36,000㎞2の広大な地域に160億バレルに相当する石油と308兆立方フィートに匹敵する天然ガスが埋蔵されているというのである。それはアルゼンチン国内だけの消費だと、石油は150年分、天然ガスは85年分の供給が
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アルゼンチンが誇る世界2位の産油地に、カタール石油公社が初進出
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