国債の見本(NHKより引用:編集部)
6月13日の日本の債券市場では、国債のベンチマークとも言える10年国債の直近に発行された銘柄(市場ではカレント物と呼称している)が、日本相互証券(BB)で取引が成立しなかった。
日本の国債を中心とする債券の売買は、主に相対取引で行われている。その多くは業者と呼ばれる証券会社などと投資家が直接相対で取引する。これについては外部から、つまり当事者以外には見えない。売買高などは証券業協会などに報告されることで、月次での売買高はのちほどわかっても、リアルタイムではわからない。
ただし、証券会社などの業者は自らのポジション調整等のために日本相互証券などを通じて業者間で売買を行っている。それは日本相互証券の端末を持つ業者ならばリアルタイムで把握できる。13日の10年国債カレントの出合いがなかったというのは、日本相互証券での取引のことである。
このため実際には業者と投資家の間で取引があった可能性はある。しかし、業者のポジション調整の場として、もしくは思惑的な理由からポジションを保有する目的でも使われる日本相互証券で、現物債のベンチマークといえる10年債カレントが出合わないというのは、それだけ流動性が枯渇していると見ざるを得ない。
もちろん6月13日に初めて10年債カレントが日本相互証券で出合わなかったわけではない。6月11日には10年債だけでなく、2年債と5
スポンサーリンク
日本の国債市場が静かな悲鳴を上げている
最近の投稿
- The Kendrick-Drake feud shows how technology is changing rap battles
- リスクなく副業を始めて初売上を立てるまでにやったこと
- 米小売店舗のEV充電設備設置状況の調査
- 台湾発の電動スクーターメーカーGogoro(睿能)、インド・東南アジア展開で住友商事と提携
- [決算カンファレンスコール] $CTRA Coterra Energy 2024 Q1
- [決算カンファレンスコール] $HSY Hershey Company 2024 Q1
- [決算カンファレンスコール] $DKNG DraftKings Inc. 2024 Q1
- 八天堂、オンラインショップでシール・メッセージカードが同梱できるソーシャルギフトサービスを開始
- 市場規模700億の「青汁」市場、成長し続けている企業の差別化戦略とは? コロナ禍後の市場は縮小傾向も、一部企業は堅調 | 通販新聞ダイジェスト
- 「ヘルプマーク」につけこむ人間もいる…障害者を苦しめる「性被害」の現実
コメント