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最後の授業を飾ってくれた日本商社マン②

経済ニュース
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ブログを見た日本国際貿易促進協会編集部の大谷俊典さんから、同協会の機関紙『国際貿易』で、三菱商事の小山雅久さんが2016年に担当したコラム「今日の話題」計6回分が送られてきた。大学での講演と通じるものがある。最終回2016年12月6月号を共有させていただく。
実は小山さんが2015年3月をもって中国を離れる際、私が北京市内のレストランで送別講演会を開いたことがある。人の縁とは不思議なものだ。その際に使ったPPTを、今回、汕頭大学新聞学院での授業にも持ってきてもらった。当時、中国駐在編集委員だった私は、小山さんの名前は明かさなかったが、以下のコラムを紙上(2015年4月19日)に書いた。
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「中国市場の動向だけでなく、中国が世界で何をしようとしているのかを探ることが問われている」
最近、日本に帰任した在中歴の長い商社マンは言い残した。日本から3兆円を超える政府開発援助(ODA)の円借款を受けた中国は今や、日米に次ぐ投資大国になった。中国がどこで石油や鉄鉱石を買おうとしているのか、食糧の輸入先はどこか。外資にとって中国は、競争相手にもパートナーにもなり得る。ダイナミックな変化をベテラン商社マンは肌身で感じた。
その一方で、彼を含め多くの在中日本人ビジネスマンは本社との対中観ギャップにも悩まされる。2010年に

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