装輪155mmりゅう弾砲(防衛装備庁サイトより:編集部)
【防衛装備庁】お知らせ:装輪155mmりゅう弾砲(試作品)
先日情報が公開されました。既にぼくが報じたように、車体は三菱重工の重回収車からMANの8x8に変更になっております。これは実用性の面では評価すべき点でしょう。また主砲は99式のものを流用したので、さほどコストは掛かっていないでしょう。
問題はこれが本当に現状必要なのか。カエサルのようなこの種の簡易型の自走砲は世界に多数ありますが、果たしてそれらと比較しての運用力はどうなのか?
現有の牽引式りゅう弾砲(FH-70)の減勢に対応するため
そもそもこれ、嘘でしょう。ロクに射撃もしていないので、砲身はピカピカで新品同様です。何しろ米国ヤキマで最大射程で撃ち始めたのは最近だし、一回に二門程度です。へたってきたのはスバル製の補助動力装置ぐらいですよ。
で、その補助動力装置はイタリアのメーカーがより優れたディーゼルのものを開発しており、これに換装すれば宜しい。こういうあからさまな嘘を堂々と掲載するのは納税者を謀る行為です。
確かに牽引式のFH70の展開能力は悪く、また射程も短い。要員の数も9名と多い。
それは事実です。ですが大規模部隊が上陸してることは想定しておらず、主たる脅威はゲリラコマンドウ、島嶼防衛です。ゲリコマであればFH-70で問題ないわけです。射程も長射程の砲弾を採用
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