NHKニュースより:編集部
日大アメフト問題。日大の謝罪対応、広報対応など、問題点は多々あるし、それが火に油を注いでいるのだが、そろそろクールダウンするべき時期なのではないだろうか。日大は第三者委員会を通じて真相を究明すること、被害者である学生、および関西学院大学へのフォローをすることがまず大事ではないか。そして、アメフト部の再建を(もっとも、これは休部、廃部という選択肢もなくはないと思うのだが)。
一方、メディアも本筋から外れた報道を慎むべきだ。さらには、その情報を受ける側もクールダウンするべきではないか。
昨日はこの件に関して「日大の就職事情についてコメントを」「日東駒専の中で一つ抜けていると思うことについてどう思うか」「社長の輩出数も多いが」みたいなコメント依頼があった。それぞれ私がコメントするべきことではないし、直接日大に聞けと思い、コメントを拒否したのだが。「日大」ネタなら何でも良いのかと思ってしまう。
「日大OBの声」「現役学生の声」のような報道にも注意は必要だ。発言者の生の声であることは間違いないのだが、なんせ1学年2万人いる大学である。多様な意見があろう。その一部を切り取っているのにすぎない。
加害者である宮川選手の会見が美談化されている。ただ、「評判」と「評価」は違う。美談化され「評判」は勝ち得たかもしれないが、「評価」はこれからだ。つまり、真相を明らかにしろ、と
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