世界を動かす“ダボス会議”の基本情報とトレンド
スイス東部の小さな街ダボス。毎年1月、世界の政財界のリーダー3000人余りが集まる世界経済フォーラム(WEF)の年次総会、いわゆる“ダボス会議”が開催されます。 今年は、トランプ大統領が現役のアメリカ大統領として18年ぶりに参加したことなどで、話題となりました。
この会議は「世界を動かす1%の富裕層の集まり」ともいわれ、何が行われているのかは外から見ていてもよく分からないと思います。しかし、世界の政財界トップを魅了する現場には、それにふさわしいさまざまなヒントや価値があるようです。
今回はダボス会議の基本情報と、今年1月23~26日に行われた48回目のダボス会議を通して、今年のトレンドを読み解き、次のキーワードを探っていきます。
ダボス会議ってなに?
正式名称は、世界経済フォーラム(World Economic Forum)。日本ではダボス会議といわれることが多いため、イベントの団体と思われている方も多いのではないでしょうか。
ダボス会議のミッションは、対話によって世界の課題を解決しよう(committed to improving the state of the world)ということ。ジュネーブ大学の経営学の教授となったクラウス・シュワブ氏によって1971年に設立されました。
現在はジ
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