前回のわたしの記事は、教師の傲慢さを肯定していると一部で誤解されているのですが、「現状はこうなっていますよ」と示してそれに疑義を呈する形で「現状の公教育は変えていくべきだ」と申し上げています。
教員の人間力に頼った学校経営の大きな問題
教員の人間性というか人間力に頼った学校経営は、多くの子供を傷つけているのではないかということです。「ゆとり」(今の言葉でいうとアクティブラーニング)か「詰め込み」かという「上澄み」の「教科指導」の部分の議論に始終して、「ほんとうの学校問題」に切り込んでこなかった文科省や教育委員会の無為無策を指摘しているのです。
「態度指導」することによって、学校の秩序を維持している現状は、子供たちはもちろんのこと、教員にとってもハッピーではないと言えます。「人間力」のない教員が安心して指導できるような「制度」を作ることが、子供たちの安心感にもつながるのです。
教師の「態度指導」は暴走を招きやすい
そして、「態度指導」偏重の教員たちの暴走が、ブラック部活であったり、10段ピラミッドであったり、二分の一成人式だったりするのです。
実際に、学級崩壊するようなクラスのほうが圧倒的に少ないのですが(学級崩壊が多ければ、多くの学校は崩壊しています)、崩壊した場合ほんとうに悲惨の一年間になります。それを糊塗しようとさらに力で抑えつけようとする。学級崩壊していない、とても素直な子
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