書籍画像より
「第一印象がマイナス評価だ」「自分の気持ちを上手に伝えられない」「大勢の前だとあがってしまう」「人と思うようにコミュニケーションがとれない」「会議で発表する機会を活かしきれていない」「上司に説得力ある説明で認められたい」。そんな悩みを抱える方は少なくない。この原因は「声と言葉の使い方」にある。
今回紹介するのは『声と言葉のプロが教える伝わる話し方』(秀和システム)。著者は、のざききいこさん。CM、番組ナレーション、アニメ、洋画の吹き替えなど声の世界に携わっている。主な実績に、「ドン・チャック物語」のララ役、NHK「着信御礼!ケータイ大喜利」、皆さまお馴染み「おふろが沸きました」の音声ガイダンスなど幅広い。
あがって命を落とした人はいない
あなたはこんな経験をしたことがないだろうか。「部下の結婚式にスピーチを頼まれた。社内の人間ばかりではなく、取引先の皆さんも出席するらしい。会社の代表として、みっともないスピーチはできない!」「来週はプレゼンだ。長い期間チームが取り組んできた成果を発表する。失敗したら、チームのメンバーに申し訳ない!」。
「人前で話すとなると、多くの人が気になるのが、あがってしまい失敗したらどうしようという心配です。そもそも、なぜあがるのかを考えてみましょう。誰もが体験する経験不足や苦手意識、内気な性格だから人前で話すなんてとんでもないというプレッシャー
コメント