ブロックチェーンとトークンエコノミーで“データ流通革命”を——「Datachain」が始動
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これからの時代、ビジネスのカギを握るのは「データ」だ。そんなことを言うとTechCrunch Japanの読者からは「当たり前のことをいまさら言うな」と総ツッコミをくらうかもしれない。
ビッグデータという概念はもはや当たり前のように使われていて、「データは新しいオイル(石油)」と言われるほど重要視されている。最近でもヤフーが新体制の発表で「データの会社」になることを目指すと目標を掲げ、注目を集めたばかりだ。
とはいえ当然ながらデータの世界にも解決すべき課題もあるし、今後さらに進化できるポテンシャルもある。
この領域にブロックチェーンを活用したアプローチで変革を起こそうとしているのが、デジタルマーケティングやメディア開発に取り組むSpeeeの「Datachain」構想だ。
ブロックチェーン×DMPで、新たなデータ流通の仕組みを
DatachainはブロックチェーンとDMP(Data Management Platform)を組み合わせたプロダクトだ。ビジョンは「世界中のデータをブロックチェーンによって安全に共有できるようにする」こと。
詳しくは後述するが、「ブロックチェーン」と「トークンエコノミー」という切り口から従来のDMPの概念、データ共有・活用の方法をアップデートしようとしている。
「ブロックチェーン技術を活用することで、データの格差をなくし、世界をもっとフラットにしてい
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