福沢諭吉が溺愛し、今とは比較にならないほど高額だった留学費用を出してイギリスに学ばせたのが、彼の甥・中上川彦次郎である。期待にたがわぬ逸材に成長し、官界で活躍した後、時事新報社と山陽鉄道の社長を歴任。特筆すべきは三井銀行の経営トップとしてのあざやかな経営手腕である。不良債権を一掃して工業化路線を明確にし、あわや倒産の危機を救うと、一気に隆盛へと持っていった。“福沢山脈”と呼ばれる慶應義塾出身の大物
Source: グノシー経済
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さわやかでダイナミックな名バンカー・三井中興の祖 中上川彦次郎
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