ブログで100万の秘訣ってなに?
詳しくはコチラ

「ロックは終わった」って誰が言った?

マーケティング最新



子供の頃、誰かが僕にこう言った。「ロックンロールは終わったぜ」。誰がどんな状況で口にしたセリフだったか、よく覚えていない。ブレークダンスに夢中だった近所のいじめっ子グループが、公園の砂場で遊んでいた僕にそう言ったのか。だとすれば、1983年頃のことだ。マイケル・ジャクソンの「スリラー」、カルチャー・クラブの「カラー・バイ・ナンバーズ」がはやっていた。ディスコ音楽、プログレ、クラシックロックに代わって、ポップミュージックが音楽界の天下を取った。

ロック音楽が終わっているかどうかは、マーケティングに関係していると僕は考えている。マーケティングがロックの自発性や情熱をダメにしてしまったのだろうか。レッド・ツェッペリン「永遠(とわ)の詩」を聴いた瞬間の興奮、AC/DC「地獄のハイウェイ」を演奏するときの高揚、モーターヘッド「エース・オブ・スペード」の疾走するエクスタシー。こうしたバンドはチケットやアルバムの売り上げ金額など、そもそも興味がない。関係者の金儲けの思惑など、はなから無視している。

彼らが曲を書くのは、たった一人のオーディエンスのため――僕だけのためなんだ、と妄想する。エッジの効いた、魂を感じさせる楽曲は身体の芯、心のど真ん中にずしんと響く。その余韻は生涯消えることがない。そうしたエッジを僕たちはもう何年も失ってきた。権威に逆らい、商業的構造にのみ込まれな

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました