イランで昨年12月28日、同国北東部のマシュハドで反政府デモが起きてから1週間が過ぎたが、その抗議デモは今、イラン全土に波及し、デモ参加者と治安当局は各地で衝突し、これまで20人以上が死去したという情報が流れている。しかし、政情が比較的安定していると受け取られてきたイランでなぜ、反政府デモが生じてきたのかについて信頼できる情報は少ない。
▲イラン最高指導者ハメネイ師(ウィキぺディアから)
独週刊誌シュピーゲル(電子版)は「イランは昨年、軍事的に成功した年だった。イラク、シリア、レバノン、イエメンなどでイランは軍事的支援を展開し、イランの最大ライバル、スンニ派の盟主サウジアラビアを守勢に追い込んだ。そのイランで今年に入り、情勢が悪化してきたのだ。地域紛争の状況が悪くなったのではない。イラン国内で反政府デモが発生してきたからだ。イラン当局は抗議デモがなぜ全土に拡大してきたのか、その原因、動機を掴み切れていない。外国のイラン問題専門家も同様だ」と報じている。
イランで2009年、同じように反政府デモがあったが、その原因ははっきりしていた。マフムード・アフマディーネジャード大統領(任期2005~13年)の不正疑惑に抗議するデモだった。100万人以上のイラン国民が路上に出て抗議した。
2009年の時は中産階級からエリート階級の国民がデモに加わったが、今回は貧困な国民が路上に出てきたという。イ
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イランで今、何が起きているのか
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