2017年ももう残りわずか。今年はどんな1年でだっただろうか。今回の記事は、2017年をブランドプロモーションの観点から振り返り、今年注目を集めた4つのプロモーションをご紹介したい。キーワードは”社会への問題提起”だ。
Heineken:飲んで、語って、新しい世界を広げよう
日本で放送されているビールのCMと言えば、芸能人が「ゴクゴク」と音を立てながら美味しそうにビールを飲み干すというのが一般的ではないだろうか。しかし、オランダのビール製造会社であるハイネケンが打ち出した広告は従来のCMとは全く違うアプローチであった。
一緒に作業をしたパートナーが実は自分と全く異なる思想を持っていたら?
“World’s Apart”と名付けられたこの動画広告に登場するのは3組の2人組。それぞれフェミニストと反フェミニスト、環境活動家と温暖化懐疑者、そしてトランスジェンダーとトランスフォビアといったというように正反対の思想を持っている者同士。
最初はお互いの思想について一切知らされることなく、2人はスピーカーからの指示に従い共同作業を行っていく。次第に打ち解けていき会話が弾むようになってきた2人であったが、あるタイミングでお互いの思想がVTRによって明かされる。
先ほどまで仲良く作業をしていた相方が自分と正反対の思想を持っていると知り、困惑する2人。そこで最後の司令とし
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【2017年】社会への問題提起を行ったブランドプロモーション4選
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