あなたの「考える秘密基地」は、どこですか?
電通アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所は、2015年10月15日の設立以来、全国のさまざまな学校で先生たちとユニークな共同授業、実践授業を行ってきました。授業コンテンツを一方的に提供するのではなく、その学校、そのクラスが一番「アクティブ」になれる形を、そのつど教育のプロである先生たちと模索。毎回とてもオリジナルな方法とドラマが生まれました。今回は担当した研究員、森口哲平氏がその模様をレポートします。
塗るだけで壁がホワイトボードになる。
そんな塗料との出合いが、新しい教育プログラムを生み出すきっかけになりました。
「世界づくり」が、人を活発にさせる
皆さんは、子どものころ、仲間たちと「秘密基地」をつくって遊んだ原体験、ありませんか?
団地に住んでいた少年時代、僕にもススキの生えた斜面に仲間と基地を構え、放課後遊んだ思い出があります。
今思うと、外からは丸見えで秘密感はなかったものの、自分たちだけの場所があることが、気持ちを自由にしていたのだと思います。
自宅や教室などの、いわば「公平に保証された居場所」とは別に、幼少期のおままごとやヒーローごっこに始まる、自分で生み出した空間を獲得する「世界づくり」は、子どもの活動をより前向きにさせるといわれています。
部活やサークルの部室や、行きつけの喫茶店のお決まりの
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