韓国による歴史捏造は、何も近現代史に限ったものでない。古代史からもうデタラメなのである。
特に、韓国・朝鮮における歴史認識は、はるか昔から一度も存在しなかったものが、ある日、突然に主張されはじめ、威勢がいいのですぐに優勢になり、こんどは、それに固執するという特異性があるので困るのである。
しかし、それ以上に困るのは、日本人自身が日本国家が古代から一貫して主張してきた歴史認識を知らない、あるいは、きちんと整理していないことである。
「朝鮮は、過去二千年の歴史で、小石一つ日本へ投げたことはない。日本は何度も侵略したにもかかわらずだ」
とは、核ミサイルを巡る緊張のなかで北朝鮮を訪れた日森文尋・元社民党国対委員長が、8月15日、祖国解放記念日の平壌の万寿台議事堂で演説したときの言葉である。まったくのデタラメで、高麗がモンゴルと一緒に日本を攻めてきたことすら忘れているのである。元寇と呼ぶので曖昧になっているが、「元・高麗寇」と呼ぶべきだと主張している。
あるいは、小沢一郎氏は「天皇家は朝鮮半島から来た」と韓国での講演で平気で話している。しかし、新羅の国王に日本人もいたというのは、高麗時代にまとめられた「三国史記」というあちらの正史にも書いているが、逆に半島からやってきて日本の支配者になった者がいるというのは、日中韓どこの史書にも民間伝説にもなく、現代人の妄想に過ぎないのである。
戦後の日本で
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