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海上油田権益更新へ手応え:UAEムハンマド皇太子と会談 — 河井 克行

経済ニュース
先日夜、ハリーファ大統領が長期療養中で、事実上のUAE大統領の役割を担っていると見られるムハンマド・アブダビ皇太子兼連邦軍副最高司令官と皇太子宮殿で会談を行いました。今年4月につづく今回のアブダビ訪問は、ムハンマド皇太子の求めに応じたものです。4月の初会談は予定の20分間を大きく上回る一時間半におよびましたが、この度も予定を超える約1時間、二国間関係やイラン、シリア、カタール、サウジアラビアなど中近東地域情勢全般につき、実り多い意見交換を行いました。
特に、来年3月に期限がくる日本が保持してきた海上油田権益の更新について、大変良い意見交換を行うことができたことは収穫でした。さらに、航空自衛隊最新鋭C-2輸送機の移転をはじめ、日本との防衛協力のいっそうの深化についても皇太子から積極的な決意が示されました。
ムハンマド皇太子殿下は、お会いするたびに“安倍首脳外交”に対して大きな関心と深い敬意を表されます。いつも強く感じるのは、自国のみならず中近東地域全体、そして世界の情勢にも実に広く深い見識をお持ちだということです。
激しく揺れ動く中近東地域を動かす主役の一人であるムハンマド皇太子と安倍晋三内閣総理大臣の三回目の会談が早期に実現することを強く期待いたします。
以下は、在UAE日本大使館が公表したムハンマド・アブダビ皇太子との会談の概要と、会談後に撮影した写真です。
『ムハンマド・アブダ

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