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黄色い線の「内」と「外」に表れた日中の差異

経済ニュース
アニメ映画『君の名は。』(新海誠監督)のヒットで、何人かの学生から作品中の和歌について聞かれた。中国の若者に静かな万葉集ブームが生まれているのか。
「誰(た)そ彼(かれ)と われをな問ひそ 九月(ながつき)の 露に濡れつつ君待つ我そ」
万葉集に収められた作者不詳の一首だ。名前を明かすことは、その言葉に宿る魂をも渡すことになる。そんな素朴な感情が歌われている。名に霊魂を感じるのは中国の伝統でもあるので、理解されやすい。
アニメでは、国語教師が教室の黒板を使い、「誰そ彼と」から「たぞがれ(黄昏)」が生まれたことを教えるシーンがある。その語源もロマンがあっていい、との感想があった。「たそがれ」と中国語読みの「黄昏(コウコン)」はどんな言葉のニュアンスがあるのか、などとかなり突っ込んだ質問もあって驚かされる。
新海誠監督の作品では『言の葉の庭』にも、万葉集の恋歌が登場する。柿本人麻呂の掛け合いだ。
「なるかみ(鳴神、雷神)の 少し響(とよ)みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」
「なるかみの 少し響みて 降らずとも 我は留らむ 妹(いも)し留めば」
雷が鳴り、雲が陰ってきた。雨が降って恋する人の足を止めてほしいという女心に、雨が降らなくても、君が望むのであれば残ります、と正直に答える。中国の古詩は、主として男性を中心とする文人=官僚が担い手だったので、国家や人生の一大事、友情などを歌っ

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