アプリのデザインをする際、見落としがちな分野があります。ターゲット層を設定してデザインをしているはずが、そのターゲットが人間であることを忘れてしまうのです。
人間の行動様式は無数にあり、つかみどころがありません。例えば、私たちが新年に立てる「ジムにいく」などの目標は、数ヶ月経つと忘れてしまったり、やる気がなくなったりします。こんな私たちと同じ人間を、デザインも対象にしていることを覚えておく必要があります。
デザイナーの仕事をするなら、心理学の知識をある程度持っておいた方が良いでしょう。心理学の知識は、実生活のシナリオへの人間の反応を理解することに役立ちます。
それだけでなく、心理学はユーザーの行動に変化を起こさせるためにどのくらいのモチベーションが必要なのかも教えてくれます。
また、興味を保ちながら使用できるUXなども、行動心理学から応用できることの一つです。
本記事では、とくに商品に焦点を当てます。
新しい製品に出会うときユーザーがまず考えるのは「なぜこの製品を使うのか。この製品の優れているは何か」ということです。以下にOpowerという団体に開発された方法に学んだデザインに役立つ知識をご紹介します。
1.他のアプリとの差別化
人間の興味を引く製品を作るのは簡単なことではありません。ユーザーの目を引き、ニーズにぴったり作られていると思わ
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