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リスクに盲目な日本のトレランブーム(前編)

経済ニュース

昨今はトレラン(トレイルランニング)ブームである。山の尾根や稜線上の登山道や林道を走りぬけ、タイムを競うことを目的としたスポーツの一種だ。登山だけでは飽き足らない者、ジョギングやランニングの延長として参入した者など、さまざまな人がカラフルでスポーティなウェアやギヤを身に付けてトレランを楽しむようになってきた。
日本能率協会総合研究所が2014年に発表した実態調査によると、トレイルランニング参加人口は 20 万人余りで、今後は70 万人が潜在的な参加人口として見込まれているという。しかし、何十年も登山をやってきた私としては、このブーム、どうにも腑に落ちないことだらけだ。
何よりも、とても「危険」なのである。トレイルランナー自身のことはさておき、問題は一般登山者やハイカーとランナーがぶつかり、前者が転倒・滑落してしまったら、そのランナーは責任をとれるのかということだ。「ケガをさせるつもりはなかった。滑落して亡くなるとは思わなかった。ごめんなさい」といった言い訳など通用するものではない。
トレイルランナーは身軽だ。ぶつかってもすぐに草木にしがみついて難を逃れるだろう。しかし登山者はザックを背負っている。ひとたびバランスを崩せばザックの重みが遠心力となり、弾みがついて瞬く間に谷底へ転げ落ちてしまう可能性が高いのだ。
先日の日曜日、私は高尾山の北山稜のコース(生藤山や醍醐丸、和田峠、陣馬山

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