セミナー「人間とロボットが共生し協働する世界の実現に向けて」レポート
モノづくり日本会議と日刊工業新聞社は8月30日、特別講演「人間とロボットが共生し協働する世界の実現に向けて~Robotics for Happiness~」を東京・千代田区のイイノホール&カンファレンスセンターで開催した。
本セミナーは、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が2018年と20年に予定する「ワールド・ロボット・サミット」(WRS)へ向けて開催されたもの。WRSは、政府が「ロボット新戦略」で重要な政策の一環として、ものづくり・サービス・災害対応など4分野で計8種類の競技を実施する。
セミナー当日は、WRSのメッセージである「Robotics for Happiness」をテーマに、有識者による最新のロボット技術動向や各自の取り組みについて紹介した。
佐藤知正氏
まず、WRS実行委員会委員長で東京大の佐藤知正名誉教授が開会のあいさつ。「研究者には二つの発表の場がある。一つは学術学会など研究者としての知識と知見の発表の場、もう一つはロボットのパフォーマンスを見せるのに適したコンテスト。その場できちんと動かなければならないのでパフォーマンスは大事。そういった競争がイノベーションを生む」と語った。
安田篤氏
次に「ロボット革命の実現に向けて~ロボット政策とWorld Robot Summitに
コメント