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一億総中流が過ぎ去り、結婚の条件は変化したか?

経済ニュース

「高慢と偏見(Pride and Prejudice)」(ジェイン・オースチン著)は、英国で最も根強い人気を誇る小説です。
著者のジェイン・オースチンは、さながら日本の夏目漱石のように国民的な小説家だそうです。
「高慢と偏見」が英国で爆発的な人気を博した背景には、英国の階級制度がありました。
上流階級の男性と中流階級の女性の丁々発止のやりとりは、最初は私たち日本人にとって馴染みにくいところがあります。
私も、背景が理解できるようになって、ようやくその醍醐味を味わうことができました。
なにせ、当時の英国では「働いて生活している身分の人たち」が軽蔑の対象になり、「働かなくとも生活できる身分の人たち」こそが尊敬の対象だったのですから。親戚に事務弁護士がいると家柄が悪いというくだりもあったように記憶しています。
日本が一億層中流を実現した時代、(私を含めた)当時の若者たちは「見合い結婚」を侮蔑し「恋愛結婚」こそが本当の愛の姿だと思い込んでいた向きがありました。
小説やドラマのヒロインが「私、絶対に見合いなんてしないわよ!」というのがお決まりの台詞でした(「見合い結婚」ではなく、「見合い」すること自体を拒否する風潮だったのです)。
ところが、一億層中流が崩れ、「高慢と偏見」の時代とは全く異なった一種の身分(というかグループ)のようなものが、今の日本社会に構築されつつあるように感じます。

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