大掛かりな歯科治療や再建手術を受ける人が、その後どのように見えるようになるかを視覚化することは難しいかもしれない。プラスティックスやロウで型をつくることもできるが、それはいささか…19世紀的だ。ということでスイスのスタートアップが、言われてみればもっともな、拡張現実ソリューションを生み出した。患者に結果の仮想的なスマイルを提示するのだ。
その会社Kapanuは、スイス連邦工科大学チューリッヒ校のスピンオフで、CEOのRoland MörzingerはDisney Researchと協力して医療目的の拡張現実エンジンを作り出した。そして歯科が最初の適用対象として選ばれたのだ。
これは人間の口腔の3Dスキャン(既に多くの歯科医が行っている)を、用意された良い歯のセットのスキャンに対してマッチさせることで動作する。ソフトウェアがユーザーの口や歯の位置を決定すると、その上に改善後の歯が重ねられる。そこからがお楽しみの始まりだ。そこから利用者は様々調整をすることが可能だ。例えばお互いの歯の近さや、様々な形状、歯間距離などなど。全ての変更がその場で表示される。
患者がカスタマイズされた歯を完成させて、AR「仮想ミラー」でプレビューを行い、最終決定を行ったあとで、結果のモデルが義歯製造のために送られる。
このシステムは昨年の冬ドイツのケルンで開催された国際歯科展示会でお披露目され、
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拡張現実を歯科で活用する
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