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【映画評】フェリシーと夢のトウシューズ

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=aKtSmSj802o?feature=oembed&w=500&h=281]
19世紀末のフランス。ブルターニュ地方の施設で暮らす、踊るのが大好きな少女・フェリシーは、バレエを習ったこともないのに、バレリーナを夢見ていた。ある日、親友のヴィクターと共に、施設を抜け出してパリを目指すことに。大都会パリでヴィクターとはぐれてしまったフェリシーだったが、偶然、憧れのオペラ座にもぐりこむ。元バレリーナの清掃員オデットやライバルのカミーユらに出会い、フェリシーは他人になりすましてバレエ学校に入学。厳しいオーディションを勝ち抜き、舞台に立つことを目指すのだが…。
バレリーナを夢見る少女が試練を乗り越えて才能を開花させ成長していく姿を描くアニメーション「フェリシーと夢のトウシューズ」。ヒロインのフェリシーは、踊りが大好きな女の子。バレエ初心者、家族も有力なコネも、もちろんお金もないフェリシーが、バレリーナとなってオペラ座で踊るというストーリーは、あまりにも非現実的。だが、子ども向け、ファミリー向けのアニメーションである本作では、リアリティには重きを置かない。
物語は単純だが、バレエシーンの振付をパリ・オペラ座バレエ団芸術監督であるオレリー・デュポンとジェレミー・ベランガールが担当するなど、バレエシ

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