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私にとっての読売新聞とは⑪

「組織の読売、個人の朝日」との定評については触れた。一般的な傾向を言っているだけで、すべての記者について当てはまるわけではない。朝日はツイッターなどでの情報発信が認められ、個人プレーを重んじる文化があるが、読売は「出る杭は打たれる」体質が強い。これは業界の大半が受け入れる評価だろう。朝日記者に多く見られる自己中心的で、横柄な態度には辟易とさせられる。そういう場合、私は面と向かって言うことにしているが、それは別問題なのでここでは触れない。
組織を守るリスク管理において、読売は圧倒的な強みを発揮することからもそれはうかがえる。他のメディアでは、例えば、共同通信は人事部長によるセクハラ問題の処理を誤り、社長が辞任に追い込まれ、朝日は誤報の対応で混乱し、社長が謝罪・辞任会見を開いた。読売は社内不祥事に際し、トップを守るために組織がフル回転するため、トカゲのしっぽ切りで終わる。情報統制も行き届き、不祥事が外部に漏れにくい。社内で上司や会社を批判することも、「密告者がいるから気を付けた方がいい」と神経を尖らさなければならないほどだ。
ある週刊誌記者から聞いた話だが、政治家を囲むメディア関係者の勉強会で、参加者のメーリングリストを作ることになった。その中に読売の記者がいて、週刊誌記者に対し、「社内で誤解されるので、週刊誌のアドレスは登録しないでほしい」と求めた。つまり、メールが検閲され、週刊誌記

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