曖昧な概念、コア・コンピタンスとは?
コア・コンピタンスという言葉、聞いたことがありますか?経営・ビジネス用語としては比較的有名な言葉であるコア・コンピタンス。その意味を正確に説明できる人はどれぐらいいるのでしょうか。
経営・ビジネス用語の中には曖昧なイメージを持たれがちな言葉が多く存在します。ケイパビリティ、シナジー、KFS、マーケティングなどなど。なんとなく意味は把握しているけど、上手く説明できない、違いが説明できないという人もいるでしょう。
今回はそんな経営用語の1つ、「コア・コンピタンス」について考えていきます。
コア・コンピタンスのよくある定義
まずはコア・コンピタンスの定義について見てみましょう。コア・コンピタンスはもともと、ゲイリー・ハメル、プラハラードがハーバード・ビジネス・レビューに載せた「The Core Competence of the Corporation」の中で登場した言葉です。
ゲイリーとプラハラードは以下の3つの条件を満たす自社能力がコア・コンピタンスであるとしています。
顧客に何らかの利益をもたらす
競合相手に真似されにくい
複数の商品・市場に推進できる
これら3つの条件、すなわち「価値提供」「模倣可能性の低さ」「応用性」を満たす自社能力がコア・コンピタン
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