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「労働」が神の祝福となる日

経済ニュース
ウィ―ン市は特別州で東京都と同じ23区から構成されている。中心は1区でそこから離れていくと2区、3区、そして最も郊外の区が23区となる。日本の外交官や企業関係者は18区、19区の静かな居住区に住んでいる。当方は16区だ。オッタクリングでアルト・オッタリングは昔の風情を残す地域だったが、現在のオッタリングは労働者の町だ。
▲楽園から追放されるアダムとエバ(フランスの画家ジェームズ・ティソ画)
当方は朝が早いので労働者の町の早朝風景に接する機会がある。冬は厚く重いマントを着て足早に職場に向かう労働者の姿が5時前にはみられる。市中心地と連結している地下鉄の始発電車は午前4時55分だ。5分から7分間の間隔で電車が出る
まだ多くの市民が眠っている時に職場に向かう労働者は、病院の看護関係者、ショッピングセンター関係者、新聞配達人などが多い。夏は太陽が既に昇っているから外は明るいが、冬は暗い中を駅まで襟をたて、背中を丸めながら早足で歩く。タバコの煙すら温かさを覚えるほど真冬は寒い。
「労働者」という言葉も時代の流れにつれ、その意味する内容が変わってきた。労働者の味方と思われてきたカール・マルクス(1818~1883年)が実は労働者を軽蔑していたことがフリードリヒ・エンゲルス宛の書簡で明らかになった。彼は労働を嫌い、もっぱら親族の遺産目当てで生きてきた知識人だった。米のウォール街で起きた「われわれ

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