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AIとベーシック・インカムで実現する3時間労働:『隷従なき道』

経済ニュース

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働
ルトガー ブレグマン
文藝春秋
★★★☆☆
AI(人工知能)に雇用が奪われるという類の話がこのごろ増えてきたが、それは恐れるべきことではない。単純作業がAIに代替され、働かなくてもよくなるのは望ましいことだ。ケインズは「孫たちの経済的可能性」という講演で、2030年に労働時間は1日3時間になっているだろうと予言した。
私たちの内なる古きアダムはあまりに強いため、みんな満足するためには何かしら働かねばならない。だがそれ以上残っている仕事は、できるだけ広く共有しようとするだろう。一日3時間労働や週15時間労働にすれば、この問題をかなり長いこと先送りできる。というのも、一日3時間も働けばほとんどの人の内なるアダムは満足するからだ!
マルクスも、未来の「自由の国」では労働が遊びになると考えていた。それは20世紀には空想だったが、21世紀にAIで大幅に余暇が増えると、暇つぶしが人生最大の問題になるだろう。すでに日本は高齢化で、そういう時代が始まっている。
これはそう突飛な話ではなく、経済学では賃金は労働の苦痛(限界不効用)と一致するので、日本人のように残業する苦痛が大きい場合には、労働時間を減らして賃金を減らすことは意味のある解決策だ。問題はそれによって所得が減ることだが、一律のベーシック・インカム(BI)を配って最低限

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