Gang of Four~米先進ICT企業の金融市場参入
世界をリードするICT(情報通信技術)企業が、先端テクノロジーを活用し、新たな金融サービスを次々と生み出そうとしています。
Google、Apple、Facebook、そしてAmazon。
Googleの持ち株会社Alphabetの会長エリック・シュミット氏は、これら先進ICT企業4社が世界のテクノロジーを支配しているとして、「四人組」(Gang of Four)と呼んでいます。
この「Gang of Four」を筆頭に、「流通・小売」「通信・IT」のプレーヤーが、業界障壁を軽々と乗り越え金融ビジネスに乗り込んできています。
日本においても、通信キャリアや流通・小売企業を中心に、「非金融プレーヤーの金融化」が徐々に進みつつあります。
そこで、このような異業種企業による金融市場参入の最新動向について、電通ビジネス・クリエーション・センター金融プロジェクトの吉富才了氏がNCB Lab.代表を務める佐藤元則氏に話を聞きました。
先進ICT企業のテクノロジーを活用した金融ビジネスの展開
近年、特に米国でICTテクノロジーを活用した新しい金融サービスが台頭してきていますが、どのように見ていますか?
A1. 米国ではフィンテックのスタートアップが次々に誕生していますが、伝統的な金融機関が本当に
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