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明治憲法はまだ有効なの?

経済ニュース

東京都の小池百合子知事が都民ファーストの会の代表を辞任し、野田数幹事長が代表になりました。野田さんは2012年に「東京維新の会」のメンバーとして「占領憲法に関する請願書」を出しました。
そこには「占領憲法(日本国憲法)が憲法としては無効であることを確認し、大日本帝国憲法が現存するとする都議会決議がなされることを求めます」と書いてあるのですが、なぜ憲法が無効なのかよくわかりません。「大日本帝国憲法(明治憲法)が現存する」というのも、この請願では根拠がはっきりしない。
ただこれは、まったくナンセンスな話ではありません。政府の公式見解では、今の憲法は「大日本帝国憲法の第73条による手続きで改正した」ということになっていますが、73条には「将来この憲法の条項を改正するの必要あるときは勅命をもって議案を帝国議会の議に付すべし」と書いてあります。
だから正式の手続きとしては、「憲法改正の勅令」にもとづいて政府が帝国議会に改正案を提案しなければいけないのですが、そういう手続きは踏んでいません。政府の出した明治憲法の修正案をGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)がパーにして、「マッカーサー草案」をもとに1週間で書かれたのが今の憲法です。
中身も明治憲法とはまったく違うので、本来なら「明治憲法を廃止して新しい憲法を定める」という手続きをすればよかったのですが、1946年10月に衆議院で明治憲法の改正

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