[youtube https://www.youtube.com/watch?v=7a9OmgbUJ8E?ecver=1&w=560&h=315]
きのうの言論アリーナは民進党の高井崇志議員に話を聞いたが、後半はやや専門的な話なので、ちょっと補足しておきたい。核拡散防止条約(NPT)では非核保有国のプルトニウム保有を禁じているが、日本は平和利用に限定することを条件に、日米原子力協定で保有が認められている。
その有効期限は2018年7月17日で、どちらかの政府がその6か月前から文書で通告すると協定を終了させることができる。日本政府は延長する方針だが、来年1月17日以降にアメリカ政府が「打ち切る」と通告すれば協定は終了する。その交渉の山場は年内だが、協定が延長できないと、いま日本の保有している47トンのプルトニウムはNPT違反になる。
これをゼロにする方法は、高速増殖炉(FBR)の稼働しない現状では、プルサーマルで消費することしかない。政府の2009年に「2015年度までに全国の16~18基の原子炉でプルサーマルの導入を目指す」という計画を発表したが、今のところ導入されたのは3基で、フル稼働しても年間1トン程度しか消費できない。
さらに問題なのは、これから原発が再稼動すると、使用ずみ核燃料に含まれるプルトニウムがさらに増えることだ。青森県六ヶ所村の再処理工場が稼働して最
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