慶應幼稚舎の「華麗なる食育」~なんとニューオータニが給食を提供 まったく庶民には「トホホ」な話ですという記事が話題になっています。私も若い頃は、私立の名門と言われる小学校に勤めていて、某日系高級ホテルの給食を毎日提供されていましたのでよくわかりますが、この記事は「事実誤認」だと思います。
一回の給食費はだいたい800円でした。お父さんの昼食代と比べたら、ちょっと割高でしょうか。たしかに「校内でも800円なら外で食べたい!」という教員もいました。では、800円の給食は「華麗」で割高なのでしょうか?
通常、公立小学校の保護者が負担する給食費は300円を超える程度です。安い、かわいそう、と思うのは早合点です。なぜならばこれは食材費だけだからです。調理する方々の人件費は、税金です。つまりここに正規公務員のバカ高い人件費がのっかると、とても800円では済まない話になります。
私立小学校の場合、調理の指導に当たる人は某有名ホテルの方でしょう。けれども実際に調理する方は、パート・アルバイトの方々です。ですから人件費も含めて800円「だけ」で済むのです。
ちなみに東京都は早くから給食を外部委託しているのと、財政的豊かさから、私学に見劣りしない給食を出していると思います(学校にもよりますが)。外部委託していると、委託先は企業ですので、学校側の要望(箸とスプーンを両方揃えてくださいとか)に迅速に答え
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慶応幼稚舎の「華麗なる食育」は「華麗」じゃない。
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