インド特集・第2弾は「日本がインド人の行動様式を根本から変えた」リポートです。
首都を走る地下鉄「デリー・メトロ」は2002年に開業し、今では1日200万人以上が利用する大動脈で、東京メトロと比較しても総延長距離・駅数ともに上回ります。
総延長距離(km)
駅数
デリー・メトロ
330
241
東京メトロ
195
179
この地下鉄がインド人にとって”革新的”だったのは「時間通りに電車が来る」ことで、ラッシュ時には3分に1本、運行されています。
それまでのインドの鉄道は
「あれに乗らなきゃ!」
「あれ、いつの電車だ?昨日出発予定だった電車だ!」
と、とにかく目の前の列車に乗らなければ次にいつ発車するかわからないため、廻りにお年寄りや女性が居ようが構わず力尽くで乗り込んでいました。
TVなどで見かける「窓から人が出ている、屋根にも乗っている」という列車の風景は「時間通りに来ない」という理由があるのです。
インドの地下鉄を進めたのは日本のJICA(国際協力機構・Japan International Cooperation Agency)で、まさに日本的な鉄道建設と運行がインド人の”時間の概念”を変えました。
現在も新路線が建設中ですが、そこで使われているのは「NOKI=納期」という言葉です。
時間通りに工事を進め終わらせる・物を納める、そし
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