先日、アメリカのシェール掘削事業に関与している友人から「現場では最近、ドローンの使用が当たり前になっている」というは話を聞いた。ちょうど、北海では海底生産坑井のメンテナンス作業にロボットを利用することが普及し始めている、というニュースを読んだところだったので、石油開発業界では今日も日進月歩で技術革新が進んでいるのだな、と感じ入っていた。
そこへ今朝、FTが “BP joins oil rush to use AI with funding for California start up” (around 8:00am on June 12, 2017)という記事を掲載しているのを発見した。サブタイトルは “UK group to use Nasa-based software to improve hunt for new resources” となっている。俗に「千三つ」と呼ばれる探鉱の世界にAIを利用し、発見確率を高めようという動きだ。
たまたま読んでいる “Wildcatters” という本で「モノサシ地質学(yardstick geology)」なる用語に遭遇した。これは、石油を発見し、生産しているが離れているA地点とB地点の間をモノサシで線を引き、その線上を掘削すれば成功する確率が高い、というものだ。とても「学」などとは呼べないものだが、それが「常識」だったのだ。もっとも
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