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運は実力である:『すごい進化』

経済ニュース

すごい進化 – 「一見すると不合理」の謎を解く (中公新書)
鈴木 紀之
中央公論新社
★★★★★

ロバート・フランクによれば、自分の今の状態を実力と考えるか運と考えるかがリベラルと保守をわけるというが、この分類でいえば私はリベラルである。たとえばあなたが今の配偶者と出会ったのは実力ではないだろうが、その運が人生を大きく左右する。
運というと非科学的に聞こえるが、生物学では適応主義論争として今も議論されている。ダーウィン以来、進化は「適者生存」だというのが自明の前提とされてきたが、グールドはこれを「適応主義」として批判した。本書には多くの例があげられているが、もっとも明らかなのはカタツムリだろう。
地球上のすべてのカタツムリの殻は、この写真のように上から見ると右巻き(時計回り)である。その理由は、他のカタツムリも右巻きなので、左巻きではうまく交尾できないからだが、これは適応主義で説明できない。すべてのカタツムリが左巻きであっても、同様に適応が起こるはずだが、なぜ左巻きではないのだろうか?
その原因は運、つまり環境による制約である。進化の歴史の初期にたまたま右巻きの個体が多かったので、左巻きが淘汰されたのだ。その証拠に、大陸と切り離された海洋島には、左巻きのカタツムリが生存している(日本の文化も同じだろう)。
しかし運を生かすかどうかは実力である。右巻きのカタ

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