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歯科医に聞いた!将軍やファラオも歯周病に悩んでいた

経済ニュース
写真右が森永氏(文化放送・玉川美沙ハピリー/2017年6月3日放送)
世界に先駆けて超高齢化社会が現実のものになっている日本。誰もが長い人生を「自分らしく生きたい」と願っている。ところが現実はそう簡単ではない。食が豊かになりすぎたことで、罹患リスクは高まり「悩める晩年」が社会全体を巻き込んでいるからである。
今回は、歯科医師であり、米国抗加齢医学会認定医として「米国発、最先端の抗加齢医学を誰よりもやさしく語れる歯科医師」として活動をしている、森永宏喜(以下、森永氏)に話をうかがった。
■口腔環境と腸内環境は連動している
――現在、歯周病は日本人が歯を失うもっとも大きな原因とも言われている。素朴な疑問だが歯周病はいつ頃からあったのだろうか。
「徳川家2代将軍秀忠公をはじめ6人の将軍が眠る港区芝公園の増上寺。その徳川家の墓所の調査から、将軍たちも歯周病に悩まされていたということがわかっています。また、古代エジプトのファラオや上流階級の人たちも、そのミイラの研究などにより同様の症状が見られたようです。」(森永氏)
「生活様式や生活習慣が現れるといわれる歯周病ですが、将軍たちは庶民よりも現代人に近い生活をしていたことがうかがえます。」(同)
――ここで、口腔環境と腸内環境についても整理しよう。食べ物はまず咀嚼によって細かく砕かれ、唾液と混ぜ合わされて消化が始まる。飲み込んだ食べ物は食道、胃

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