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欧州の合弁で守った「勿助長也」

フィンランドで信頼構築に腐心
1990年代初め、十條製紙(現・日本製紙)の技術本部生産部で技術調査を担当していたとき、フィンランドへの出張が続いた。同国の製紙会社と合弁会社をつくり、感熱紙の生産と販売を始める交渉がまとまり、それを推進する調整役を命じられたからだ。85年の「プラザ合意」以降の円高で、日本からの輸出競争力が低下したことが背景にあり、41歳から42歳にかけて、一度の出張が1週間から10
Source: グノシー経済

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