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【映画評】トンネル 闇に鎖された男

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=xo_VYTWClO0?feature=oembed&w=500&h=281]
自動車ディーラーのジョンスは、大きな契約を無事に済ませ、妻セヒョンと娘が待つ家へ帰るために、車を走らせていた。山中のトンネルに差し掛かった時、突如トンネルが崩落し、ジョンスは車ごと生き埋めになってしまう。目覚めると、周囲はコンクリートの瓦礫の山。車中には水のペットボトルと娘への誕生日ケーキ、そしてバッテリー残量78パーセントの携帯電話だけ。やがてトンネル崩落のニュースが国内を駆け巡り、救助隊のキムらが現場にかけつける。だが惨状は予想をはるかに超えるもので、次々に問題が発生する…。
崩落したトンネルに生き埋めになった男を描く異色のサバイバル劇「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」。トンネルや坑道に閉じ込められる映画は過去にもあるが、本作は、主人公がヒロイックな英雄ではなく、マスコミや政府も救助活動に対して微妙な立ち位置であることだ。主人公ジョンスは孤独な闘いを強いられるが、実はトンネルの中では予想外の展開が待っている。彼の実質的な味方は、救助隊の隊長キムだけだ。何とか生還しようと必死のジョンスと、彼を助けようとベストを尽くすキムだったが、マスコミはいたずらに騒ぎ、政府の対応も後手な上に弱腰だ。手抜き工事の実態や

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