自転車保険、入ってますか?
先般、免許の更新手続に行ってきました。運悪く、有効期間中に違反を二度摘発されたので、二時間講習を受講しました。
余談ながら「運悪く」は強調しすぎてもし過ぎることはありません。全く危険性がなく、弁護士である私自身ですら違反と知らなかった行為を「待ち伏せ」で摘発されたのですから…。
私憤はさておき(汗)講習を受けて驚いたのは、100人以上の受講者の中で「自転車保険」に加入していたのが(私を含めて)たったの2人だけだったという事実です。
あえて挙手を控えた人がいたということではないでしょう。熟練した講師の講習進行に伴い、みんながきちんと挙手の意思表示ができるようになってからの最後の質問でしたから。
歩道を猛スピードで走っている自転車を見るにつけ、「危ないなあ」と感じることが頻繁にあります。
自転車は原則として車道を走らなければならず、歩道を走れるのは例外的な場合だけです。ですから歩道で誰かにぶつかって大怪我を負わせたら、運転者の過失割合がほとんどなので巨額な賠償請求を受ける怖れがあります。
「死ぬことはないだろう」と思うかもしれませんが、高度障害が残った場合は「死亡」より賠償額が高くなることがあるのです。なぜなら、逸失利益の計算に当って生活費が控除されないからです。
交通事故等で死亡した場合の逸失利益の計算式は以下の通りです。
年収(基礎年収)×(1−生活費控除率)×就労可能年数に対応
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