バチカンで宇宙物理学、天文学者らの国際会議が9日、開催されたが、ローマ法王フランシスコは12日、同会議に参加した35人の学者たちを招いた。フランシスコ法王は「真理を探究することに拘ってほしい。真理の前に不安を抱く必要性はない。科学者は真理の発見を謙虚に受け入れなければならない」と強調し、科学者を鼓舞した。バチカン放送が12日、報じた。
▲国際会議に参加した科学者たちを招いたフランシスコ法王(2017年5月12日、バチカン放送のHPから)
会議にはオランダの理論物理学者ヘーラルト・トホーフト氏(1999年ノーベル物理学賞受賞)、イギリス人の宇宙物理学者ロジャー・ペンローズ氏らの著名な学者、 天文学者たちが参加し、ローマ南東約23キロのカステル・ガンドルフォの「バチカン天文台観測所」でブラック・ホール、重力波、時空の重力の特異点などについて話し合った。
フランシスコ法王は、「宇宙に関する問題は教会とその精神的生活にとって特別関心が強い分野だ。なぜならば、宇宙に関する内容はわれわれ人間の深層意識を喚起するからだ」と説明し、「人間の知性で説明できない領域に入った時、神との出会いの機会となる」と述べた。
フランシスコ法王は最後に、「自然科学と神学の間の方法論的違いは大切だ。この相違こそが短絡的な結論から科学と信仰の両面を守ることになる」と強調している。
ポーランド出身の天文学者ニコラウス・コ
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「神」を否定する科学真理発見できず
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