ブログで100万の秘訣ってなに?
詳しくはコチラ

米国がシリア攻撃。トランプ政権の外交政策を読む

経済ニュース
シリア攻撃について声明を出すトランプ大統領(ホワイトハウス公式動画より:編集部)
トランプ大統領が、シリアのシャリラト空軍基地への攻撃に踏み切った。北西部イドリブで化学兵器が使用されたとされることへの対抗措置として、化学兵器使用に用いられたとされる軍事基地が攻撃され、破壊されたわけである。
今後のシリア情勢、中東情勢、そしてトランプ政権の外交政策にとって、大きな意味を持つ事件であろう。
このブログを通じても、トランプ大統領を「孤立主義者」だと描写することの不適切さについて、何度か書いてみた。アンドリュー・ジャクソンという19世紀前半の大統領と比較してみるということもやってみたが、恐らくはわかりにくかっただろう。要は、モンロー主義を孤立主義と描写するのが間違いだ、ということだ。ジャクソンは、南部・西部州の開拓者層に支えられた「デモクラシー」を広げつつ、時には連邦最高裁判所の判決に反するような形で、インディアンの虐殺や強制移住も繰り返す苛烈な政策を取った。その「拡張主義」は、決して20世紀以降の「ウィルソン主義」のように、他国に米国が信じる理念を信じさせようとするものではない。それにもかかわらず、「明白な運命」論にもとづくアメリカの特別な使命を信じて、拡張主義を正当化しようとする政策である。
今回の事件で、いよいよトランプ政権を「孤立主義」と描写する人はいなくなっていくのではないか。

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました