中満泉氏(ツイッターより:編集部)
中満泉さんが国際の軍縮担当上級代表に就任するというニュースが入ってきた。事務次長(Under-Secretary-General: USG)の職階にあたるポストである。副(Deputy)事務総長が事務総長(SG)の補佐役であるため、局長級にあたるUSGが、国連システムの中では自分の「城」を持つ実力者の階層である。個人的には、中満さんはそろそろフィールドに戻って昇進する可能性もあると思っていたが、日本のメディアで報じられている、「日本人女性初の本部事務次長」という点にも意味はあるだろう。祝福したい。
われわれの「業界」からすると、中満さんは「JPO(Junior Professional Officer)」制度(P-2という国際職員としてはエントリーレベルで加盟国が費用負担をする形でポストを作って自国籍の人物を二年程度国連システムに入れる制度・欧州諸国や日本や韓国が行っている)で国連システムに入り、たたき上げでUSGまで登りつめた人物になるという点が、大きい。
私が代表をしている「広島平和構築人材育成センター(HPC)」が現在手掛けている研修の中に、「JPO赴任前研修」があるが、中満さんには毎年ビデオメッセージという形で研修に花を添えてきていただいている。中満さんが日本で研究職のキャリアを積んでいた際には、実際に研修会場で講師として貢献もしてもらっ
スポンサーリンク
「日本人女性初の国連本部事務次長」昇進を喜ぶ
最近の投稿
- マインドマップで思考の整理とタスク管理
- 新技術とルールメイキング~生成AIの業界ガイドライン策定経験を通して~
- AI startup Oddysee’s new tool can generate photorealistic 3D worlds
- Sierra: AI技術を駆使した顧客サポート業界の革命者 AI エージェント活用事例
- SpaceX gets green light for seventh Starship mission
- Sustainable Ocean Alliance marks 10 years with ocean-friendly startup label and a new batch of ‘ecopreneurs’
- Hauler Hero wants to bring waste management software into the 21st century
- Supreme Court to hear arguments over TikTok sell-or-ban law
- 自炊がバカバカしくなる日?
- 外国で働くことの意味—個人レベルを超えた国家レベルの視点
コメント