市場問題プロジェクトチームの座長、小島敏郎氏(都政改革本部サイトより:編集部)
こんにちは。東京都議会議員(大田区選出)のやながせ裕文です。
都議会の定例会では、豊洲移転問題について議論が集中した。本会議や委員会の質疑を終え、あとは議決を残すのみとなった本日、市場プロジェクトチームで驚くべき提案がなされた。
昨日14時に開始された市場プロジェクトチームは、議題である「豊洲市場における液状化対策」についての議論を終えると、小島座長は、おもむろに「取りまとめに向けた課題と今後の検討スケジュールについて」と題してプレゼンを始めた。
50分近くの時間を、小島座長ひとりで大演説をぶった訳だが、その内容がなかなか刺激的なものだった。豊洲市場の建物の安全性など、これまでの議論をまとめたうえで、テーマは市場経営の継続性に及ぶ。ここでは、大規模修繕などを含めて、市場会計の破綻に言及。破綻を回避する方策として、「使用料を2倍にする」「他市場の順次売却」「税金の大規模な投入」を解決策として提案した。
なぜか小島座長は、市場会計の破綻を前提としているが、市場当局の意見が反映された形跡はない。突っ込みどころは満載なのだが、赤字を減らすための方策は検討されるべきなので、なんとかここまでは許容できる。
問題は、その後だ。破綻を回避する策といって非現実的な財源確保案を提示し、「こんなことは出来ないだろう!」という
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