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共同作品

経済ニュース
3月15日、2012年のマザーズ上場からちょうど5年。ライフネット生命は出口治明(会長)と中田華寿子(常務取締役)が6月の定時株主総会をもって退任する旨を発表しました。後任として30代の執行役員2名が取締役に昇格し、当社のお客さまと同世代の経営チームで会社を引っ張っていきたいと考えています。
出口・中田共に、開業前から苦楽を共にしてきた同志です。ライフネット生命の経営理念、企業風土、ブランド、お客さまと向き合う姿勢。そのすべては3人の手作りの共同作品と言ってもいいかもしれません。
2人と出会った頃のことは、いまでも鮮明に覚えています。
2006年4月、ランディック赤坂ビルの会議室。ホワイトボードを前に、チェックのシャツとダボダボのチノパン姿の出口は次のように想いを語りました。
生命保険はいつの時代も、健全な市民社会を支える役割を担ってきた。それがいつのまにか、保険金不払い問題などの影響で、社会からの信頼を失ってしまっている。この状況が、残念でたまらない。
自分は、ゼロから新しい生命保険会社を立ち上げたい。
いつの時代も、革新は異質なものとの競争によって生まれてきた。小さいかもしれないけど、とびっきりいい生命保険会社を創って、生命保険業界に競争をしかけたい。そうすれば、業界は活性化し、必ずよくなる。
そうすることが、自分を育ててくれた生命保険業界、大好きだった生命保険業界に対する恩

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