ブログで100万の秘訣ってなに?
詳しくはコチラ

【GEPR】なぜ核廃棄物だけに「千年・万年の安全性」が必要なのか

経済ニュース
これは2012年11月3日の記事の再掲です。
9月11日に日本学術会議が原子力委員会の審議依頼に応じて発表した「高レベル放射性廃棄物の処分について」という報告書は「政府の進めている地層処分に科学者が待ったをかけた」と話題になったが、その内容には疑問が多い。この報告書の結論は、次の通りである。
高レベル放射性廃棄物の処分に関する政策の抜本的見直し
科学・技術的能力の限界の認識と科学的自律性の確保
暫定保管および総量管理を柱とした政策枠組みの再構築
負担の公平性に対する説得力ある政策決定手続きの必要性
討論の場の設置による多段階合意形成の手続きの必要性
問題解決には長期的な粘り強い取組みが必要であることへの認識
たしかに現在の政府の方針を正面から批判する内容になっているが、本文を読んでみると、大部分が「合意形成」についての社会学的な議論に費やされて科学的な議論が少なく、経済学的な費用対効果の分析が欠けている。ここでは経済学の観点から、この報告書を簡単に検討してみよう。
なぜ「千年・万年の安全性」が必要なのか
報告書は、まず「合意形成がなぜ困難なのかを分析し、その上で合意形成への道を探る」と書いて、その原因の「社会科学的な分析」を行なっているが、その分析の前提となる科学的事実が十分検証されていない。それは高レベル廃棄物は他の廃棄物と比べて危険なのかということである。
放射性廃棄物のリス

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました