平成4年5月。糧友福岡(現リョーユーパン)社長に就任したばかりの北村俊策(65)=現会長=は、社長室に2枚の絵を飾った。
どちらも昇る朝日の絵だった。会社の創業地、佐賀県唐津市ゆかりの画家、乗田貞勝が描いた。唐津は北村の故郷でもある。
日の出は、希望や明るい未来を象徴する。
「お堅い経営方針を貼るよりも力がわくな。従業員も明るい気分になるだろう」。北村はこう感じた。
北村は、2代目社長、政
Source: グノシー経済
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