ブログで100万の秘訣ってなに?
詳しくはコチラ

「洋の東西」に分ける日本と「東方西方」に向き合う中国

経済ニュース
最近の投稿
清末から民国にかけての上海を舞台にした最新映画『上海王(Lord of Shanghai)』を見ていて、すっかり忘れていたことに気付いた。マフィアの仲間が一時身を隠すため、「東洋に行く」と話すセリフがある。英語の字幕は「Japan」とある。中国で東洋、東瀛(とうえい=瀛は大海の意味)といえば日本を指す。大陸国家の中国にとって、大海の先にある日本は、伝説に包まれた島国として強く意識されていた。
日本での東洋はアジア全域を指し、西洋との対比として誕生した。「洋」とは言っても、海を基準とする厳密な概念ではなく、近代以降、欧米文化の流入によって生まれた文化的な区分を含む。地理的にどこからどこまでと明確な線引きができるわけではない。「西洋(オクシデント)」に対する「東洋(オリエント)」は、いわば借りてきた概念だ。日本人が東洋というとき、自分が含まれているのかいないのか、なにを中心としているのか、どこか座りが悪いのはそのためである。
東京五輪を前にした1960年代、強豪のソ連を破った日本の女子バレーに対して冠せられた「東洋の魔女」の異称は、西洋から見た日本であったが、中国においてはまさに「東洋=日本」のイメージのまま輸入された。

中国は、日本人が分ける「洋の東西」について、東方、西方と言う。近代以降、日本から多数の和製漢語を取り入れた中国だが、「東洋」「西洋」は受け入れなかった。西方がユー

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました