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ケーキを公正公平に分けるように人を正しく処遇する方法

経済ニュース

ケーキを公正公平に二人の間で分割する方法を考えよう。これは、実は、いたって簡単な話で、一方の人が自分の好きなように包丁を入れて二つに分け、他方の人が二切れのうち自分の好きなほうを先にとればいいのだ。
なぜ、これが公正公平な分割であるかというと、双方から不公正や不公平という批判は生じ得ないからである。そして、公正公平ということは、社会的な合意の形成にすぎず、合意とは反論の不可能性のことだから、双方が不公平だとの反論ができない以上、双方が公平だと合意したのと同じになる。
これは、プラグマティズムの哲学である。二人でケーキを紛争なく分け合うということが課題だから、その課題の実現に対して、最適な方法が選ばれることが大切なのである。その視点にたったとき、物理的な意味での正確な二分割に何の意味があろうか。
敢えて、物理的に正確な二分割に挑戦するならば、ケーキを、原形をなくして完全均質になるまでミキサーにかけて、その後、精緻な計量によって、そのドロドロした物質を二等分するしかない。もはやケーキでないものを正確に二分割しても、社会的な意味は全くない。
このケーキ二分割では、双方は、一方は二つに切り、他方はどちらかを選ぶというというふうに、一つの事案に別の立場で積極的に関与しているわけで、その双方の関与が双方の公平公正性に関する合意を完全なものにしているのである。
さて、この方法を人事制度の運用に

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