マレーシアのクアラルンプール国際空港での「金正男氏暗殺事件」は実行犯が逮捕され、犯行に使用された毒薬もほぼ解明された。そして同事件の背後に暗殺計画を立案した存在は北の対外工作機関「偵察総局」と見てほぼ間違いない。もちろん、金ファミリー関係者の暗殺では金正恩労働党委員長の承諾がなくては不可能だから、異母兄殺しの最終的責任は正恩氏にあることはいうまでもないだろう。
ところで、日韓メディアを追っていると、正男氏を裏切り、そのフライト・スケジュールや動向を北側に流した人物について様々な憶測が流れている。「金正男氏暗殺事件」の焦点は、マレーシア警察の捜査当局から次第にメディア側の憶測へと移ってきた感がある。当然だ。北関連報道では憶測、推測こそ本来主流だからだ。北関連情報で「これこそ事実だ」と100%確信できる情報はほぼ皆無で、大部分は報道側の憶測、推測から成り立っているからだ。そして「最後の審判」は歴史に委ねられてきた。
そこで当方もその憶測と推測レースに参戦して、「金正男氏暗殺事件」の裏切り者は誰かを読者と共に考えていきたい。正男氏暗殺を立案する側にとって、最初に求められる情報は正男氏の動向だ。マレーシアの場合、正男氏のフライト情報だ。正男氏はインターネットでマカオまでの飛行チケットを予約しただろう。日頃利用してきた信頼できる旅行会社の知人を通じて電話一本で済ませたかもしれない。正男氏がフ
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「金正男暗殺事件」で裏切り者は誰?
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